久良工務店ー久良大作のブログ

大工ですが、建築以外のことを綴ります。 建築については「木の家をつくる~土に還る家づくり」へどうぞ。

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太陽光発電は良いことか?ーシステムの規模

 既存の発電システムをすべて太陽光発電で代替する場合を考えます。

 一般的な家庭用の発電システム3kw(一年間の発電量は約2700kwh:前述)のものを日本の住宅3000万戸(仮定)すべてに設置したと仮定すると総発電量は、
 2700kwh × 3000万戸 = 810億kwh
となります。日本の年間総発電量はおよそ9000億kwhですから、総需要の9%しかまかなえません。原発による総発電量は3000億kwh(総需要のおよそ3割)なので、住宅の屋根だけでは原発の代替にもなりえません。
 
 仮に電力の総需要を太陽光発電でまかなおうとすると単純計算で10000km2の面積が必要になりますが(3kwシステムー面積30m2として計算)、これは岐阜県の面積に匹敵する、とほうもない広さです。このような大規模なシステムを維持するとなると工業生産の規模もエネルギー需要も大幅に増大します。
 
 太陽電池パネルに必要なシリコンの製造に大量の電気が必要とされることはよく知られています。1m2の太陽電池パネルを作るためのシリコン樹脂の製造には300kwh程度電力が必要ですから、10000km2の太陽電池パネルを製造するためには30000億kwhの電力、すなわち日本の年間総発電量の3倍以上の電力が必要になります。総発電量の1割900億kwhをシリコン製造にまわしたとして30年以上かかりますが、その頃、最初のパネルは寿命を迎えるので、半永久的にこの規模の製造過程を繰り返す必要が生じます。以上はシリコンの製造のみを考えた場合ですが、発電システム全体の生産、維持活動全体で考えると、さらに大量のエネルギー投入が必要となります。 

 このように、太陽光発電は他の発電システムと比べて巨大なものとなり、そのことは、とりもなおさず石油その他の資源を浪費するシステムであることを意味します。

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