久良工務店ー久良大作のブログ

大工ですが、建築以外のことを綴ります。 建築については「木の家をつくる~土に還る家づくり」へどうぞ。

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「がんばろう、日本」という欺瞞、あるいは、福島原発事故に関する講演会のお知らせ


 国の役割の根幹は国民の生命を守ること。
 原発事故から数日間にわたって膨大な量の放射能が排出された。それがわかっていたにもかかわらず、この国は情報を流さず、無作為によって国民に無用の被爆をさせた。パニックが起きて政府に矛先が向くことを恐れ、判断材料となる具体的なデータや数値は公表ずることなく「直ちに身体に影響を及ぼすものではない」と繰り返し、繰り返し流布して、女性や子供達を莫大な量の放射線に曝した。

 日本中あちらこちらで「がんばろう、日本」との声高らかだが、私は賛同しかねる。このスローガンには二つの欺瞞があると思うからだ。ひとつは、このことばの言い出しっぺが、政府やマスコミあるいは大企業といった為政者側からのかけ声である感が否めないこと。彼らは原発推進を金科玉条にしてきた、いわば加害者側となる当事者だ。今回、彼らには、謝ること以外に何も言う資格はない。ましてや被害者に向かって「がんばろう」などと声をかけることは、原発事故の被災者にとっては、強姦者本人から「大丈夫、がんばろう」と声をかけられるに等しい。「がんばろう」ということばは、被害者である当事者から、あるいはそれに極近い近親者からの、内から湧き起こる魂の叫びでなくてはならない。もうひとつは、呼びかける対象を「日本」と、十把一絡げにすることで、加害者である彼ら自身をもそれとなくその中に含め、自らも被害者の仮面をかぶり免責されようとする、巧妙な嫌らしさを感じるからだ。

 この国は、国民の生命を守る意識のないことを、今回、我々に曝しました。自分の身は自分で守るしかないとうことです。政府から「安全です」とのお墨付きをもらって思考停止に陥ることは、もうやめなければなりません。
 所属する「杢人の会」で講演会(勉強会)を開きます。講師はたくきよしみつさん。福島県川内村在住で、福島第一原発から30キロ圏内に今も暮らしている小説家、音楽家です。現地からの報告会というかたちで、いま何がおこっているのかを中心に話していただく予定でいます。どうやって放射能から身を守るかといった技術論ではなく、これから否応無しにつきあってゆかねばならない放射能と、われわれはどう向き合うべきなのか、といった内容になるかと思います。入場無料で、どなたでも入れます。興味を持たれた方はどうぞ参加してください。

講演会パンフ
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にすけまる

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