久良工務店ー久良大作のブログ

大工ですが、建築以外のことを綴ります。 建築については「木の家をつくる~土に還る家づくり」へどうぞ。

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人にはどれほどの土地がいるか

 ひょんなことから米づくりを初めて、はや5年目。合わせて1反にも満たない田んぼだが、どうしてどうして、何とか家族が1年間食べるに少し足りないくらいのくらいの収穫がある。無農薬無肥料の完全ずぼら農業。できるだけ機械も使わずに、手植え、手刈で。大人二人子供二人家族総動員、おまけに仲間にも手伝ってもらって、何とかここまできている。機械がなければ、これ以上の田んぼは面倒見切れないし、余剰米を売ってお金にしてもたかがしれている。結局このくらいの規模の土地が身の丈にあった広さだということか。
 そういえば、トルストイ民話集に「人にはどれほどの土地がいるか」という話があるのを思い出した。一人の貧しい百姓が「日が沈むまでに歩いて廻った分だけの土地を差し上げます。必ず日が沈む前に出発点まで帰ってきてください」という村長の申し出に嬉々として出発する。「少しでも広く」と足を速める。途中「あんまり夢中になって、死んでしまいはしないだろうか」と懸念するがどうしても立ち止まることができない。結局、日も暮れる直前、出発点に戻るが同時に息絶える、というお話。
 
 なぜ、プレカットせずに手刻みにこだわるのか?つねに我が身に問いただしています。なかなか納得のゆくこたえが出せずにいますが、この民話は、間違いなくひとつの道標です。


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にすけまる

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