FC2ブログ

久良工務店ー久良大作のブログ

大工ですが、建築以外のことを綴ります。 建築については「木の家をつくる~土に還る家づくり」へどうぞ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

塀の中

10月13付朝日新聞の記事ルポにっぽんで「ゲーテッド・コミュニティ」という言葉を初めて知った。「要塞の街」、すなわち「ゲートや塀を設けるなどして住民以外の敷地内への出入りを制限し、防犯性を向上させた住宅地を指す」らしい。(Wikipediaから) 「少々高いことで住人がふるいにかけられ、それが街のクオリティーになる」「公務員とか大企業とか、勤め先のしっかりしている人が住むからって選んだ人も多い。その方が人付き合いが安心だし、楽だし」と入居者の弁。(上述記事より抜粋)富裕層の社会からの離脱、格差を当然視、社会政策への無関心につながる恐れがあるとの声もある、と記事は指摘していた。私は自分から塀の中に引きこもるつもりはさらさらないが、それはさておき、塀の中に住めば果たして本当に安全が確保されるのか?特に塀の中で子供を育てることについては大きな懸念を抱く。
1)無菌室の危うさあらかじめ危険性が限りなく排除された環境で育った生物は下界で生きてゆけるのか。危険に対する免疫が無く育った子供は極めて脆弱である。危険に対する対処法は理屈ではなく、幼少期に体で覚えるものである。
2)同質社会の危うさ似た者同士が集まって住むことで安心は得られるかもしれない。しかし、同質であることがその社会の前提となっている以上、そこでもし異質なものが見つかれば、普通以上の排除力が働く。親は自ら選んで入ったのだからそれこそ自己責任だが、子供はあくまで別人格である。子供は自分で塀の外に出る術を持たない。子供が自分が異質であることに気づいた場合は限りなく不幸である。裕福な老人が余生を過ごすための街であっても、少なくとも子供を育てる街ではない。

私が高気密住宅を評価しない訳も1)。
私が新興住宅地が好きになれない訳も2)。
スポンサーサイト

Top|Next »

HOME

にすけまる

Author:にすけまる
FC2ブログへようこそ!

未分類 (69)

この人とブロともになる

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。